2014年9月28日日曜日

2014年9月(法政大学キャンエコFさん)

キャンエコ、9月28日の活動

 9月28日、22名で活動を行いました。3年生が引退して2年生が中心となってから初めての活動でした。今回は3年生が多く参加してくれました。天候には恵まれたのですが、私自身初めての代表として、みんなをまとめなければいけなかったので、少し緊張していました。
 この日の活動は、サツマイモ畑に伸びた草を取ること、ポップコーンの収穫、竹の切り倒し、午後は外来魚の駆除や外来植物の刈り取りを行いました。
 1ヶ月ぶりに里山に来たのですが、草の丈がとても伸びていて驚きました。サツマイモ畑の雑草も伸びていたのですが、先月にも刈っていたのでそれほど大変ではありませんでした。その次にはポップコーンの収穫を行いましたが、ほとんどのポップコーンがカラスなどの鳥に食べられていて、数える程しか収穫することができなくて、とても残念でした。カラスは食べるのが上手で、実を一粒も残すことなく食べているのが多かったです。ポップコーンの畑の隣に里芋の畑がありました。里芋の葉はハスの葉によく似ていて、水を弾く効果があるということを学びました。これらの作業が終わると昼ご飯をいただきました。栗ご飯や焼き鳥風の肉などがあり、とても美味しかったです。
 午後の作業は、外来魚の駆除と外来植物の刈り取りのグループに分かれて作業をしました。外来植物の刈り取りは、主に神樹(シンジュ)という植物を取ることでした。
 この神樹は中国から明治時代初期に渡来したものです。日本は当時、蚕を使う産業がとても盛んでした。しかし、蚕よりももっと糸が取れるということで、この神樹を日本に持ち込みました。これにより、日本の工業は大幅に発展しました。だが、神樹は成長が早く、もともと日本にある植物の成長を妨げることになるので、刈り取る必要があります。
 外来魚駆除の方は、主にブルーギルという魚の捕獲を行いました。捕ったブルーギルの胃の中を調べるとエビが見つかり、エビを食べていることがわかりました。ブルーギルは魚卵などを食べるので、池の生態系が壊れてしまう危険性があるそうです。
 今回もいろいろな植物や生物の生態について勉強することができました。初めてキャンエコ里山班の代表として活動に参加できて学ぶことも多かったです。次回からの活動も楽しみながら、一生懸命取り組みたいと思います。
by キャンエコ里山班Fさん


五斗蒔だより2014年12月号から転載